色々な人たちとの会話の中で、「暗い中隠れているとドキドキするよね」「そういう暗い中遊ぶ感覚楽しかったよね」という話がでてきて、確かに保育園では、安全のために電気は全部同じルクスで部屋全体が明るく、危ないことはしない、という風潮がほとんどだと思いました。
にじのき保育園では、「危ないからやらせない」のではなく、「危なくないようにやらせる」が基本の考え。
職員たちと話し合い、「夜の保育園」という日を企画しました。電気を暗くしてランタンやトレース台の光、美術館等の光だけにして、薄暗い中の保育。子どもたちが静かに集中して遊ぶ時間や、ハロウィンが近かったので、おばけ探しなど何日かに分けて楽しみました。
職員も危ない所や注意しなければいけないことなどちゃんと把握している分、まったく危なくなく、むしろいつもより落ち着いているんではないかという感じでした。
一番怖いのは、危険な場所や発達、行動パターンなどを「知らない」ということです。職員が把握し、声掛け、連携してればそこは危険な場所ではなくなる。部屋全体が暗くても全員が把握し、整えておけばまったく危険ではなく、むしろ落ち着いて遊べる。
型にはまるんではなく、型を作ろうという精神の元、子どもたちと色々な経験や体験を一緒にし、共感しながら楽しんでいきたいと思います。
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